アップルが開発者のために公開した文書によると、iOSの将来バージョンでは、Safariの拡張機能をサポートするらしいです。
PC用ブラウザではおなじみの拡張機能ですが、この拡張機能の目的としてアドブロック(広告をブロックする機能)の実現が主な目的だと思われます。
広告は、利用者をいらいらさせることも多いため、平均的な利用者は、おそらくこの新機能についてはかなり満足するでしょう。広告へのアクセス情報が広告主のプロファイル構築のために収集されていることを知っているユーザはプライバシーの問題を気にするでしょう。アップル最高経営責任者(CEO)のTim Cookは、プライバシー保護を製品のセールスポイントにすることを明らかにしています。アップルはデータ収集事業とは一線を引くということでしょうか。広告を野放しにすることは、明らかにGoogleやFacebookのようなライバルに燃料を供給していますからね。
しかし、一方でインターネットの情報やアプリが無料で利用できるのは広告のおかげでもあります。GoogleやFacebookとのこれからの戦い方は要注目です。
海外での報道
海外での報道をいくつかピックアップしておきます。
Appleは公然と、今年の世界開発者会議での広告戦争を宣言。静かに劇的にモバイル広告は削減される。
iOSの最新バージョンにおいてはSafariで広告ブロックの拡張機能を開発できるようになる。
この動きは、モバイル広告に依存している企業や出版社にとっては大きな打撃だ。