CNBCのニュースによると、中国の巨大会社 テンセント社(Tencent)は、競合のアリババに追いつくため、今後5年間で15億7000万ドル(日本円で約1884億円)をクラウド・コンピューティング技術に注ぎ込むそうです。(2015年9月15日発表)
Dowson Tong(Tencentの重役副社長)が工業フォーラムで語った話によると、この莫大なお金はインフラ整備、人材確保とサービスを市場に投入するために使われるそうです。
Tencentは、WeChatメッセージと決済アプリで最も有名な会社で、5億人のアクティブ・ユーザーがいるそうです。
同社にはここ数年の間にデータ・センターを中国と北米に構築する計画があります。
2015年7月に、10億ドル(£637m)をクラウド事業(Aliyun)に投資すると発表しているアリババに続いた格好です。
Aliyunは北京、杭州、青島、香港、シェンチェンとシリコン・バレーにデータ・センターを持っています。現在建設中のデータ・センターがドバイにもあります。
また、今後、ヨーロッパにもデータ・センターを建設する計画があるそうです。
これらの動きは、中国のために新しい「インターネット・プラス」方針を導入した中国の国務院総理 李克強の感情を反映したものにみえます。国内成長の活性化に向けて、国内の技術を積極的に採用していくことでしょう。